2017年11月15日
秋も深まってきましたね。
蟠龍寺では、毎年、秋にお十夜法要を勤めており、今年は11月25日(土)14時から行います。
お十夜とは、阿弥陀仏が悟りを開かれた事を喜び、その広大な御恩に感謝して、お念仏をお称えする法要です。
蟠龍寺のお十夜では、大勢の僧侶による声明(お経に節が付いたもの)が本堂に響き渡ります。
住職は長年、声明を続けており、お十夜に来て下さる和尚様方は、声明に精通しておられる方々です。
参加料1000円をお納め頂ければ、どなたでも参列して頂けます。入退席も自由です。
あなたも声明に耳を澄ませ、心静かな時間を過ごし、一緒にお念仏をお称えしませんか?
2017年10月18日
本日、おてらおやつクラブの発送をしました!
蟠龍寺では、お檀家様のご支援も頂きながら、大阪府八尾市にお住まいで3人の女の子がいらっしゃる一人親家庭におやつを送っています。
仏様の慈悲や、多くの人の思いが詰まったお菓子を食べて、心も満たされますように。
2017年9月28日
「子供の貧困」が深刻な社会問題になっています。
なかには、お菓子を買ってあげる事が出来ないご家庭もあります。
物質的な欠如によって、社会から孤立してしまうことがあります。
「おてらおやつクラブ」は、その様なご家庭にお寺から「おそなえ」を「おさがり」として「おすそわけ」する活動です。
現在、全国で753寺院が賛同し約9000人の子供達におやつを届けています。
蟠龍寺は「おてらおやつクラブ」に協力しています。
おやつという物質的な支援だけでなく、「仏様やおそなえをして頂いた方々が見守っている」「あなたは一人じゃない」というメッセージを伝えていきます。
賞味期限が2週間以上の食べきれないおやつなどがありましたら、ご協力のほどお願いします。
2017年8月29日
ハンガリーの首都ブダペストで柔道の世界選手権が開催され、日本の選手が活躍しています。
ブダペスト市旗
7月には、ブダペストで世界水泳も開催されていましたね。
ブダペストという地名は1873年にドナウ川西岸のブダとオーブダ。東岸のペストという町が合併した時に、「ブダ」と「ペスト」を1つにして生まれました。
蟠龍寺の宗派である浄土宗で最も大切にする「ナムアミダブツ」(南無阿弥陀仏)というお念仏も、インドの言葉である「ナム」と「アミダブツ」という2つの言葉を1つにした言葉です。
「ナム」とは、「敬います」「おまかせします」
「アミダブツ」とは、「量る事が出来ない寿命を持ち、大慈悲の光明を照らして下さる仏様」という意味です。
「ナムアミダブツ」とは、「私は量る事が出来ない寿命を持ち、大慈悲の光明を照らして下さる阿弥陀仏を敬います」という言葉なのです。
ちなみにインドの挨拶「ナマステ」は「あなたを敬います」という意味です。
スポーツの世界では、勝ち負けがつきものです。
また私達も常に人と自分を比べ、勝ち負けをつけて心が休まらないのではないでしょうか?
阿弥陀様は「ナムアミダブツ」とお称えすれば、人を選ぶ事無く平等に、命ある時には常に寄り添い見守り、命終える時には目の前まで迎えに来て下さり、命終えた後には、迷いの世界を離れた心安らかな悟りの世界であり、大切な人と再会する事が出来る極楽浄土に生まれさせて下さる仏様です。
時には、人と比べる思いを肩から下ろして、心静かに「ナムアミダブツ」とお称えしませんか?
蟠龍寺本尊阿弥陀如来
2017年8月18日
お盆も終わり、暑さも少し和らいできましたね。
蟠龍寺では、本日14時から施餓鬼法要を勤めます。
施餓鬼とは、生前に物惜しみや貪りの心から行った行為の報いとして、飢えや渇きに苦しむ餓鬼道に落ちた者に、食べ物や飲み物を施し、お念仏をお称えする功徳を御先祖様や先に亡くなった大切な方に回向する法要です。
また施餓鬼は、私達の心にも物惜しみや貪りの心がある事に思いを凝らして反省し、極楽往生を願って、お念仏をお称えする法要でもあります。
日々、私達は外の事ばかりを見聞きし、感じていますが、自らの心を見つめる時間をもっているでしょうか?
施餓鬼は、「命の御縁を頂いた御先祖様や大切な方の御供養、また自らの心を静かに見つめて、極楽往生を願う」法要です。
2017年8月2日
とても暑い日が続いてますね。
この暑さの中でも、子供達は元気に遊んでいます。
皆さんは、夏休みにはどのような思い出がありますか?
私は夏休みの頃になると、母方の祖父の事を思い出します。
私の母方の実家は熊本県にあります。
子供の頃、夏休みになると、母の実家に遊びに行く事がとても楽しみでした。
祖父は、私が小学校高学年の頃、脳卒中で倒れ、半身不随になってしまいました。
しかし、夏休みには、私達家族が熊本に帰ってきてくれる事が待ち遠しく思い、楽しみに待っていてくれました。
祖父は、私達と会った時、本当に嬉しそうな顔をしました。
そして、私達が大阪に帰るときには、淋しそうな顔をして、少しでも一緒に過ごせるように、ギリギリまで用事を頼んできました。
祖父の嬉しそうな顔、淋しそうな顔は今でも忘れられません。
祖父は、平成15年12月に往生しましたが、お盆になると極楽浄土から帰ってきてくれます。
お盆には、キュウリで馬、ナスで牛を作ります。これは、「御先祖様や大切な方が馬に乗って少しでも早く来てほしい」「帰る時は、歩くのが遅い牛に乗って、少しでも私達の近くにいてほしい」という願いを込めているのです。
残念ながら、お盆に熊本に行く事は出来ませんが、きっと蟠龍寺にも寄ってくれていると信じ、今度は私がおじいちゃんを待ち遠しく思い、少しでも近くにいてほしいと願っています。
「お盆の供養の仕方がよく分からない」という方もいらっしゃると思いますが、難しく考える事はありません。
御先祖様や亡くなった大切な方は、皆さんが帰ってきて、賑やかに過ごしている姿や声を聞くだけでも、嬉しいのです。
さらに、「亡くなった人が極楽浄土で安らかに過ごせますように」「いつか極楽浄土で再会できますように」という思いで、「南無阿弥陀仏」とお念仏をお称えすれば、もっと喜んでくれます。
夏休みは、旅行やレジャーの季節ですが、お盆には御先祖様や亡くなった大切な方と一緒に過ごす心静かな時間をもちましょう。 合掌
2017年7月23日
近頃、「各地のお寺をお参りして、色々な御朱印を集める事が趣味」という声を聞きます。
御朱印はスタンプラリーのお寺版?
いえいえ、御朱印は元々、お寺にお経を納めて、受領証として頂いていたものです。
その名残として、現在でも、御朱印を頂く所を「納経所」
御朱印帳を「納経帳」としているのを見かけます。
時を経て、お経の代わりに金品を納めて頂く様になり、現在のお寺をお参りした証として頂くものになりました。
蟠龍寺の御朱印には、インドの文字で「南無阿弥陀仏」と書かれています。
さらに右下には、蟠龍寺ホームページのQRコードが印刷されており、お参りに来られた方が、蟠龍寺の最新情報をいつでも見れる様になっています。
蟠龍寺の御朱印には、今から約2500年前にインドで仏教を開かれたお釈迦様からの歴史と伝統、今の時代の技術が1枚の紙の中に融合しています。
蟠龍寺は「大阪新四十八願所阿弥陀巡礼」第3番札所です。
どうぞ、蟠龍寺の御本尊様をお参りして、御朱印を頂いて下さい。