「念ずれば花ひらく」――坂村真民
この言葉のとおり、「蟠龍寺を観音霊場として復興したい!」と念じた種が、不思議なご縁に育まれ、ついに花ひらきました。

当寺は慶長13年(1608)長福寺として創建され、観音堂には行基菩薩作の十一面観音菩薩を奉安し、「大坂三十三所観音巡り」第2番札所として栄えておりました。
しかし、太平洋戦争の混乱により尊像は失われ、観音霊場としての燈火は消えてしまいました。
それから80年――木下聖峰仏師 神田沙都佳 さまが、2年の歳月をかけて新たに十一面観音菩薩像を造立くださり、観音霊場としての燈火が再燃しました。

開眼式に続き、「大坂三十三所観音巡りの会」中野隆文さまによる講演。

一筆龍絵師 手島啓輔さまが「ご縁が途切れず繋がり続けますように」との祈りを込め、一筆龍の奉納演武をしてくださいました。

咲いた花が枯れることのないように、末永く大切に守り育ててまいります。
南無観世音菩薩















