中之島図書館で調べた資料により、蟠龍寺墓地の方がどのような方か知ることが出来ました。
服部古硯:書家。生没年不明
香川子硯:書家。1756-1820
1775年、広島から大阪に来る。始め笠間定心に学び、後には服部古硯に師事。「復古堂」を開いて教える。晩年は蹴鞠と茶を楽しみ悠然と過ごした。
香川琴橋:儒学者。1794-1849
13才で子硯の養子となる。
学深く、教え方は平易明快で大阪町奉行、大阪定番の子弟から庶民にいたるまで広く聴講を許したので、門人が塾に満ちた。儒者には厳格な人が多い中、温和な性格で多くの人に慕われた。
墓石には篠崎小竹による碑文が書かれている。
著書『浪華名勝帖』1巻:大阪市中の名勝を紹介。
参考資料:『浪華人物誌』『大阪人物辞典』『大阪人物誌』『大阪墓碑人物事典』『東区史』『大阪商業大学商業史博物館紀要創刊号』「浪華名勝帳」池田治司